よくある質問
Grift(Grift CLI)について、使う前に確認されやすい内容をまとめました。
Griftについて
Griftとは何ですか?
エンジニアのgit履歴から「確かめられる事実」を取り出すOSSのコマンドラインツール(Grift CLI)です。点数や順位はつけず、誰が実行しても同じ結果になり、受け取った側が検算できます。Cor.株式会社が開発・公開しています。
誰のためのツールですか?
人材紹介会社・SESの営業の方が「なぜこの方を薦めるのか」を根拠とともに伝えるため、自社開発企業の採用担当の方が候補者本人の共有した記録から、どんな仕事をしてきたかを確かめるため、そしてエンジニア本人が経歴書に検算できる事実を添えるためのツールです。
TEPとは何ですか?
Griftが使っている方法の名前で、Technical Evidence Pipeline の略です。エンジニアのgit履歴から、誰の変更か、どの部分をどんなペースで変えたか、テストも一緒に変えたかといった事実を、誰が何度実行しても同じ結果になるように取り出します。点数や順位はつけません。利用規範(norms)を守る使い方だけを「TEP準拠」と呼びます。
以前の「AI見積支援ツール Grift」とは違うものですか?
同じ製品の方針を変えたものです。Griftは2026年2月に見積支援のWebアプリとして始まり、8月に計測の部分をCLIとして切り出し、9月に旧Webアプリの提供を止めました。いまは、git履歴から確かめられる事実を取り出すCLIと、紹介会社さま向けの推薦支援に取り組んでいます。
計測のしかた
AIでエンジニアを評価するのですか?
いいえ。計測にAI(LLM)は使いません。1つにまとめた点数(合成スコア)・順位・合否・等級も出しません。出すのは「何件のうち何件か」が付いた値(検査値)で、判断するのは人です。
何を観測しますか?
git履歴から、誰の変更か(本人・ほかの人・bot・自動生成されたファイル・fork元から引き継いだ記録などの区別)、どの部分を変えたか(画面・サーバー側・データ・テスト・文書など11の区分)、変更のペース(直近180日に変更を記録した日数と、変更の間隔)、テストも一緒に変えた割合とテストの種類、どんなリポジトリか(関わった人の数や取り込みの記録の割合など)を数えます。修正でのやり直しの割合も出しますが、傾向の記録として扱い、合否には使いません。指定したときだけ、いまのコードがどれだけ最近書かれたか(コードの新しさ)も出します。どの数値にも「何件のうち何件か」が付き、職種や能力を決めるものではありません。
レポートには、どんな文が出ますか?
grift actor のレポートの先頭には、記録から見える仕事の進め方を短い文で書きます。変えた部分の区分、変更のペース、テストの付け方、関わり方について、件数と期間を添えて書き、続けて、この記録では見えないことを書き、面談で確かめたいことを問いの形で並べます。grift project は案件のリポジトリの進め方を同じ決まりで書き、人ごとの数字と関わり方は出しません。grift align は要求と記録の並びに、面談で確かめたいことを問いの形で添えます。文と問いは公開した決定表で数字から選び、AIは使いません。検算に使うデータ(JSON)には入れないので、grift verify で確かめられるのは、文の元になった数字のほうです。人についての文と問いは、本人が名乗ったIDに同意の記録があるときだけ出します。それ以外は、出していない理由を1文で書きます。複数の人をまとめて出す一覧には、文を出しません。
案件で求められることと、どう照らし合わせますか?
案件で求める作業の区分・テストの種類・変更のペースなどを、案件側が項目ごとに書き出します(grift project)。grift align はその要求と候補者の記録を項目ごとに並べ、重なり・範囲外・0件・未観測・要求なしの5通りで示します。総合点・順位・合否は計算しません。本人が名乗ったIDに同意の記録があるときだけ、面談で確かめたいことを問いの形で添えます。「範囲外」は能力が足りないという意味ではなく、面談で聞くことを決める手がかりです。チームで見るとき(grift align --team)は要求を満たす人数だけを出し、3人未満のチームでは集計しません。
同じリポジトリなら、本当に同じ結果になりますか?
はい。同じリポジトリ・同じ版のGriftなら、誰が実行しても同じ数値になります。保存したレポートは grift verify で同じ条件のまま再計算し、一致(VERIFIED)・不一致(MISMATCH)・検証不能(CANNOT_VERIFY)を確かめられます。
コミットが少ない人や、非公開(private)の仕事が多い人は不利になりませんか?
観測できなかったものは「実績なし」ではなく、理由付きの「未観測」として出します。数えた件数が20件に満たないときは、割合を出さずに件数だけを示します。gitに写らない仕事や非公開の経歴を不利に読む使い方は、利用規範で禁止しています。
指標の信頼性はどう確かめていますか?
公開117リポジトリで指標を検証し、区別できた比較と、まだ区別できていない比較の両方をGitHubで公開しています。社内での測定で、第三者による監査は受けていません。
データと同意
リポジトリやコードはどこかに送られますか?
Grift CLI は手元のPCだけで動き、当社へデータを自動で送る機能はありません。公開リポジトリの情報を取りに行くなど、ネットワークを使う操作は本人が明示したときだけです。
非公開(private)のリポジトリでも使えますか?
使えます。手元で計測し、共有したい集計値だけを本人の意思で渡せます。コードそのものを相手に見せる必要はありません。
本人の同意なく、他人を測ってもよいですか?
本人の同意なく個人の分析をする使い方は、利用規範で「非準拠」としています。テスト導入でも、実行と共有は候補者本人が行う流れを前提にしています。
料金と導入
料金はいくらですか?
Grift CLI は無償(MITライセンス)です。紹介会社さま・SES企業さま・自社開発企業さまのテスト導入(PoC)は、対象・件数に応じて個別にご案内しています。正式版は2027年の提供開始を目指しており、価格は決まってからお知らせします。
どうやって始めればよいですか?
エンジニアの方は、Python 3.11以上の環境で pipx install grift-cli を実行し、リポジトリの中で grift report を実行してください。紹介会社さま・SES企業さま・自社開発企業さまは、AI受付からテスト導入をお申し込みください。
Team Beta や Estimate Audit はまだ申し込めますか?
2026年10月に取り下げたため、新しいお申し込みは受け付けていません。以前のプランについてのお問い合わせは、AI受付でお受けします。
資料ダウンロード
まずは資料で、Griftの中身を確かめる
Grift CLIが何を取り出し、何を出さないかを、20ページの資料にまとめています。申し込みなしでダウンロードできます。
- git履歴から何を取り出し、何を出さないか
- 測る項目と、数値の読み方(分子と分母)
- エンジニア本人と紹介会社さまの使い方
- よくある質問
2026年8月時点(Grift CLI v0.5)の資料です。最新の使い方はGitHubのREADMEをご覧ください。
次の一歩
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推薦や採用の流れをお聞かせいただければ、テストの範囲と費用を個別にご案内します。